燃え燃えキュン

小説読み書きレビューしたりゲームの考察についてのブログ

温故知新というか原点回帰というか

 初心に帰り見直すというのか。

 「かいけつゾロリ」の本を家で見つけて、なんとなく手に取り、読んでみた。

 すげーよこれ。これっていうか、はらたかし先生。

 正直感動した。

 内容はまぁ小学生向けであるからある程度幼稚ではあるものの、極めて高いレベルの起承転結がそこにはあった。まるでお手本だ。

 ただの起承転結ではない。創作の面白さの要素がこれでもかというほど詰め込まれている。

 意外性。努力が裏目に出るハラハラ感。意外な結末。そして綺麗なオチ。

 それらの要素が、起承転結の最も適した箇所に配置されている。

 勿論内容量(ページ数)が少なかったり、内容が簡単(子供向けなので非現実的なことでも出来るという意味)であるが故にバランスの取り方が楽(リアリティが求められるものより)なのかもしれないけれど、それを差し置いてもこの構成はすごい。

 誰にでも思いつけそうなのに、絶対普通の人には作れない内容、構成力。脱帽した。

 これを読んでいた小学生当時は全く凄さなんて分からなかったけれど(当たり前だけど)、今になって物語を読み解くような見方をするようになって、初めて分かった。

 短いページ数にこれだけの面白さの要素を詰め込む手腕がすごすぎる。

 まさかこの年になって真剣な顔してかいけつゾロリを読むことになるとは思わなかったよ……。

 てか今思い返すと、小学生の頃に図書室で読んでた絵本たちから学ぶことが非常に多いような気がする。

 今度の休みに小学校の図書室利用してみようかな。

 精進します。

 

 そうそう。今サイコメ読んでるんだけど、設定はなかなか上手いなーって思いながら読んでる。生徒が全員殺人犯って、思いつきはするかもしれないけどその設定で一本書こうとは自分は思えないわ。

 文章やキャラに難はあるけど、内容にはちょっと興味を持ちつつ読み進められている。あとで感想書いてみよう。

 

 あー貴重な休日が終わってまうー。