燃え燃えキュン

小説読み書きレビューしたりゲームの考察についてのブログ

真島ヒロを見ていると

 漫画家に必要なのは面白い話を書く能力ではなく、締切に間に合い且つ量産できる能力だ、っていう漫画業界を皮肉ってるような四コマ漫画を読んだ記憶があるけど、FAIRY TAIL読んでると本当にそう思う。

 あんだけスッカスカでカッスカスな漫画なのにマガジンの看板(?)なところを見ると、最低限の絵が描けて毎週書き続けられる能力があれば、全く面白くなくても週刊少年漫画雑誌で第一戦で活躍できるんだなぁ……って。

 そりゃ全く絵を描かない自分からすれば絵を描けること自体めちゃくちゃ凄いと思うけど、なんつーかそんな素人目で見てもデッサン変に感じたりするし、特に裸に近い人物の絵がわざとらしいほどにデフォルメチックですごく気持ち悪く感じられるんだけど、まぁ今風の絵柄で受ける人には受けるんだろうなっては思う。ワンピースのナミ的な気持ち悪さっていうのかな。男キャラはまだいいけど、女キャラが変に胸とか腰が調教されすぎてて正直キモい……。そんな感じ。

 けどまぁなんていうのかな。描写というか漫画力?みたいなのは高い漫画家なんだろうし、(絵の上手下手は別として)漫画的な表現が上手く出来るのならそれだけで戦っていけるのは凄いと思う。それだけに話がつまらないのが勿体なさすぎるよなぁ。

 話が面白くないという点での比較対象としてブリーチがあるけど、あれも同類ではあるけれど設定とか(ネーミング)センスの面で非常に優秀であるから、この作者の上位互換な気はする。

 漫画業界の闇は深い。