燃え燃えキュン

小説読み書きレビューしたりゲームの考察についてのブログ

ヒロインの必要性ってなんだ?

 ライトノベルではヒロインの存在が必要不可欠だ。

 むしろ主人公よりも目立っている印象がある。ハルヒなりシャナなりルイスなり。

 じゃあヒロインの、物語における役割ってなんだ?

 この疑問は前も抱いたことがあって、その時に見つけた中で一番しっくりするものは、

 ヒロインとは作中で最も活躍する女性キャラクターである。

 っていうのがあったんだよね。

 まぁ、分かる。割と納得できる。でもそれだけ? って感じもある。

 では上記のヒロインたちの役割を見てみると、彼女らは主人公を巻き込む側の存在なんだよね。

 良く考えると、他の作品もヒロインが主人公を巻き込む図っていうのは多く存在しているように思う。

 つまり、ライトノベルにおけるヒロインっていうのはトラブルメーカーを兼任していることが多いっぽいんだよね。ヒロイン兼トラブルメーカー。

 ちょっと脱線するけど、ラノベだと「ヒロインがトラブルメーカー」なことが多いけど、ドラマとかだと逆に「主人公がトラブルメーカー」なことが多いように思う。ガリレオの湯川教授とヒロインとか。踊る大捜査線の青島刑事とすみれさんとか。ヒーローのキムタク久利生と松たか子雨宮とか……。というかこの場合はトラブルメーカーというよりも問題児って方がイメージに合ってるかな。まぁいいか。

 ドラマにおけるヒロインを考えたら気付いた。ドラマのヒロインは、主人公のサポート役というか相棒というか、そういうポジションな気がする。でもそれって、ラノベにおける主人公と同じじゃん……。

 ラノベとドラマでは、主人公とヒロインの役割が正反対であるというどうでもいい法則に気付いてしまった……。

 まぁその理由もなんとなく分かる気がする。

 ドラマって、まぁ男性も見るだろうけど主婦つまり女性の方が見る割合が高いだろうし(私の超勝手なイメージ)、つまりドラマは女性目線で組まれていると仮定する。すると男性目線で作られているライトノベルと比較すると主人公とヒロインの役割関係が真逆になっているのは納得できる理屈に思える。

 じゃあなにか?

 とりあえずヒロインはトラブルメーカー・主人公を物語に巻き込む役or主人公のパートナーという認識でいいのだろうか。常に傍にいる異性、かな。

 でも要らないって言えば要らないように思えちゃうんだよなぁ。ラノベで必要だから存在しているだけに思えるっつーか。

 何かもっと明確な、ヒロインの存在意義って無いんだろうか。

 相棒ってだけなら別に同性、男でいいような気がするんだけどなー。

 女ならではの意味って無いのかな。

 まぁ性差による一番の要素は「恋愛対象になり得る存在」ってことだと思うけども。

 うーん、主人公がヒロインの女性的な魅力に惚れる→恋愛に発展するかどうか、がヒロインの存在意義なのかねぇ。

 じゃあ乱暴な言い方をするのなら、恋愛に発展しないのならヒロインは必要ないと言えるのかな……。

 ひとまずヒロインの必要性は「主人公の恋愛対象となる相棒」という認識でいいかなという結論。

 で、ライトノベルという特殊なジャンルにおいて、ヒロインは主人公を事件に巻き込むものという独自の属性を持っているらしい。

 一応ヒロインの役割は分かったような気がするけど、必要性があるかっていうと微妙だなぁ。難しい。