燃え燃えキュン

小説読み書きレビューしたりゲームの考察についてのブログ

オタクって羨ましい

 そのもののことが好きじゃないとオタクにはなれないのだろう。

 アニメオタクっていうと一般的には良いイメージはないかもしれないけど、オタクになれるくらいアニメが好きだったら、その人は幸せだと思う。いいなぁ。

 自分もゲームとか漫画は好きだけど、オタクかっていうと、違う。

 まぁライトオタクとかいうやつには分類されるのかもしれないが、オタクというものの本質を考えると、ライトオタクという言葉は適切ではないと感じる。

 なんていうのかな。オタクっていうのは、別の言葉で言うと一種の情熱だよね。

 オタク=情熱だとすると、昔の自分は少しオタクだったかもしれない。

 ポケモンだ。

 四世代の時の自分は、間違いなくポケモンに対して情熱を持っていたと思う。

 ネットを通じて知り合った人たちと考察し合い、勝利のためのロジックを戦わせてみたり。

 はたから見れば小学生でもないのにポケモンだなんて幼稚な、と思うかもしれないが、あの時の自分は間違いなく幸せだった。嫌な事……というか楽しくない・楽しめないこともあったけど、それを上回る楽しさがそこにはあった。嫌な事を含めての楽しさがあった、と言うべきか。

 何故あの頃の情熱が失せてしまったのだろう。

 まぁ理由を探せばいくつかは見つかる。

 自分のメインルールであったシングル66が五世代に移行すると共に消えてしまったとか、ネット対戦により所謂ガチ勢の人口がが増えて嫌いになったり(分母の大きいものを嫌う傾向にある自分の悪癖のせい)とかが主な原因だと言える。

 しかし逆に言えば、その程度のことで情熱を無くすような奴だったのかと。自分は。オタクになりきれていない。

 だというのに、世の中にはいい年こいてアニメオタクで居続ける『熱』を持った連中がいやがる。

 オレはそんな奴らが羨ましくて仕方ない。なんでそんな好きでいられるんだよ。面白くないアニメだって多いだろうが。なんで楽しめるんだよ。オレが楽しめないだけなのか? 楽しませろよ。なんでオレは楽しめないんだよ。楽しみたいんだ。熱を持ちたいんだ。

 

 自分にはもう、作るしか道は残されてないような気がする。