燃え燃えキュン

小説読み書きレビューしたりゲームの考察についてのブログ

結局のところ小説を作るには

 設定とストーリーとキャラの準備さえ出来れば一本作れるんだなぁ、と。

 まぁ一言で「設定」「ストーリー」「キャラ」と簡単に言って良い物ではないんだけどさ。

 その中でも、ストーリーに重点を置くのか、キャラを魅せるための物語にするのかといった比重は、作者というか作品に因るんだろうな、とは思うけど。

 面白い作品を作るにはどうしたらいいんだ! わかんねぇ! と一回ゴチャゴチャ考えて深みに嵌った上で、それらを綺麗に忘れて、無心で書けばいいんじゃないかな。

 細かいことを気にしすぎるのも問題だけど、気に留めておく必要はあると思う。

 例えば冒頭。

 セオリーを知らない全くの創作初心者だと、いきなり物語の始めというかどうでもいいところから始まってしまいがちだが、そこそこ創作について知った者だと、例えば戦闘シーンから始めるとか、物語の中盤らへんの描写をちょっと持ってきて作品の雰囲気を掴ませやすくするとか、ちょっとした謎を置いといて読者の興味を引っ張りやすくするとか、いきなり会話を持ってきて読ませやすくするとか、まぁ色々方法がある。

 それらは言ってしまえば小技ではあるかもしれないけど、でも確実に有用な技っつーか効果のある方法だ。

 そういったものに捉われすぎてはいけないけど、そういう「読みやすくする(読ませる)ための技術」っていうのは、やはり大事なテクニックだと思う。

 ぶっちゃければ設定、ストーリー、キャラ(といった材料)さえあれば小説(料理)を作ることは出来る。ストーリー(作りたい物)、キャラ(材料)、設定(料理方法)といったところだろうか。

 しかし中華で言うなら油通しのような技術を知っていれば、より美味しい料理を作ることができる。

 それらは知らなくても料理は作れるというか、料理の完成に絶対に必要、という訳ではないかもしれないが、知っていれば一段階上の味に到達することができるものだ。

 そうした技術の集大成のようなものが、所謂プロの作品なのではないかと思う。

 精進したい。