燃え燃えキュン

小説読み書きレビューしたりゲームの考察についてのブログ

楽しくて馬鹿馬鹿しいライトノベルが読みたい

 今の生き方が窮屈すぎて仕方ない。

 相変わらず朝飯が食べられない。

 ゲーム実況の生放送とかを見て生きながらえているような状態。

 

 有川浩のキケンを読んだ。

 うーん…………正直言うと突き抜けが足りなくて消化不良でそこまで自分は評価できないんだけど、でもそれでも青春モノというだけで今の自分にはありがたい小説だった。

 他人にオススメしたくなるような小説ではなかったけど、終わり方がずるいので面白く感じられてしまったという。負けた感。

 ありきたりっちゃありきたりなんだよ。ありきたりに切なくてありきたりにいい感じのエンディング。

 でもさ、そういうありきたりにいい話を作るって思っている以上に難しいんだよね。それを自分は分かっている以上、全く評価しない訳にはいかないよなぁと思った。

 というかページ数が少ないのが一番の問題だったでしょこれは。

 黄金世代の三年間が始まる、と言っておきながら内容的には300ページにも満たないから、えーもう終わっちゃうの? という不満が募ってしまう。キャラの掘り下げが足りないと言えば足りないし、ページ数が少ないなら少ないでもっと重要なストーリーをチョイスするべきだろうにそんな話を入れてきちゃうかー、と思ったり。

 いやこれがシリーズもので何巻か出てて、その中の一つだったら全然問題ないんだよ。でも単巻ものならもうちょい濃い話を入れられなかったのかなって。

 ボマーの二つ名を付けられているヤバいキャラとかがいるんだけども、ヤバいヤバいと言われる割にはそこまでヤバいことをしていなかったり。もっと突き抜けて欲しかった。

 

 近年のラノベの新人賞受賞作とか見てると、真新しさを感じられないファンタジーものだったり、ゲームを題材としたものだったり、差別化なのか何なのか分からないけど変態性を第一に考えているように見えてしまうラブコメだったりばかりが見受けられて、どうにも食指が動かない。

 女の子との表面的なキャッキャウフフの物語より、泥臭い友情を描いたものが読みたいなぁと本当に強く思う。

 いやなんつーのかな。表面的に見えるものでもちゃんとシリアスなというか重いところはあるんだろうけど、それはそれでいいんだけど、でも自分が読みたいのは重くてシリアスなものを内包しているというよりは、もっとこうジメジメいるんじゃなくてカラッとしたものが欲しいんだよな。

 死とかが関わっているよりも、部活の危機だ! みんなでどうにかするぜ! っていう方が好きというか。あまりヘビーなのは読み進めるのがしんどくなってしまう。

 弱くなったなぁ自分。

 だからヒロインが最終的に死んでしまうようなお涙頂戴なものよりは、ひたすらにハッピーエンドを目指してるぜ! ってテイストのものを読みたいなって。

 イリヤの空とか好きだけど、四巻は今は読めない。クソ雑魚ナメクジ状態。

 青春ラリアットとかなー。感じとしては悪くないんだけどつまらないんだよなぁー。なんでだろう。

 ファンタジーとかバトルものだったらどこがどう駄目なのか指摘しやすいんだけど、日常が舞台のコメディ系は面白さについて噛み砕きにくい。

 キャラがそこまで悪い訳でもなかったような気がするんだけど……分からん。

 

 もう青春モノしか読めない体になってしまった。

 好きなアマチュア作家がいるんだけど、そいつも忙しそうで執筆できてないみたいだしな……。

 

 楽しい話が読みたいし書きたい。

 

 でもさ! 楽しくも嬉しくも無い時に、楽しいお話って書けると思うか!? おしえてくれよごひ!