燃え燃えキュン

小説読み書きレビューしたりゲームの考察についてのブログ

とりあえず生きてる

 ゲーム買ったり散財するなどした。二日で六万くらいは飛んだか? 家賃が高すぎて口座に全然金なくて呆然としたのに、自棄になって金を使ってしまったパターン。こういうことは二度としない。多分。

 

 欲しいものを手に入れてるのに、何がしたいのかが分からない。そんな日々。締め切りだけは近づいてくるのに書く気が起きない。いつものこと。

 時給二千円のバイトを四時間だけする生活がしたい。丸一日なんて働きたくない。楽しくて楽な仕事であればそれもいいかもしれんが、まぁ見つからないよね。

 

 東京侵域読んだ。ムシウタの作者のやつ。

 面白いよこれ。

 キャラ造形良し、設定良し、ストーリー良しと三拍子そろっている。なにより文章の密度というかテンポがよい。マジで欠点がない。

 ムシウタを読んだ時は正直一巻で切ったけど、これはマジで良作。オレが言うんだから間違いない。

 ある日、日常が崩れて謎の生命体が現れたっていう陳腐な設定でちゃんと面白く書けるんだから、作家としての地力があるんだろうなぁって強く感じた。

 

 しかし現実は無常で、今のところ三巻打ち切りが濃厚らしい。いや馬鹿かよ角川。

 こういうちゃんと面白い作品こそプッシュしろよ。せめて打ち切るなよ。馬鹿かよ。

 しかし終末何してますか、みたいな例もある訳だし、息を吹き返してアニメ化までしてほしい。いやマジで良作だからこれ。減点方式なら百点は固い。加点方式でも八十は固い。そういう作品。

 てか終末何してますかがアニメ化までしてんのにこれがそのまま打ち切られるとかしたら火炎瓶投げ込まれても仕方ないのでは? と思ったり。

 

 まぁストーリーはありきたりっちゃありきたりなんだよ。

 突如現れた異界に、失った大切な人を探しに行くっていう展開はさ。

 でもいい感じに謎を散りばめてきて、いい感じに読者の興味を引いてくるんだよね。いや~腹立つわぁ~(誉め言葉)

 一番素晴らしいのがキャラの描写。主人公も良かったけど、ヒロインをこのレベルで掘り下げてくる作品はなかなか無いんじゃないですかねぇ。

 設定というかガジェットっつーかアイテムもいい感じに中二心をくすぐってくる。

 ニュアンスが違うが、「いちいち必殺技を口にする必要はあるのか?」的なメタな読者側のツッコミにもきちんと対応していて、隙の無い作りとなっている。すばらしい。

 わけわからん作品プッシュするよりも、こうしたきちんとした良作が周知されて欲しいなと強く思う訳だよ私は。一過性のネタみたいな作品を推すんじゃなくてさ。

 

 とりあえず自分の新たな教科書となるに値する作品だったので、大切にしていこうと思う。

 甦れ……甦れ……。

 

 自分も書かなきゃなぁ。