燃え燃えキュン

小説読み書きレビューしたりゲームの考察についてのブログ

キャラの魅力か……

 結局、魅力的なキャラなんて存在しないんじゃないか? と考えた方が健全な可能性。

 相良宗介、武将髭アキラ、球磨川禊クラスのキャラを生み出す能力があるのなら魅力的なキャラが云々~って語れるかもしれないけど、そんなん凡人は狙って生み出せないからね。

 だから、「魅力的なキャラ」を作るよりも「魅力がなくはないかな」って感じのキャラを作るつもりでいた方がいいのではないか。最低限テンプレを逸脱していればそれでおk ではないのか。

 よってその物語のどこに読者が面白さを見出すかとしたら、やはりストーリーと構成、設定が一番重要な要素となるように思える。

 設定というのは最もオリジナリティの出る部分で作品の中核を担う箇所だから、そこに一番力を入れるべきなのではないかという考え。

 身も蓋もない言い方をすれば、突飛なアイディア(設定)があるのなら、それを活かしつつ、オンリーワンでなくてもいいからとりあえず魅力的だとされる要素をキャラに詰め込み、破綻のないストーリーを用意してあげれば、世に出せるモノとなるのではないか。実際新人賞などを見ると、構造としてはこんな感じの作品が多いように見える。

 魅力的なキャラがどうのこうのっていうのはあくまで理想論として捉えておくのがいいように思える。一日に最高三万字書ける→じゃあ毎日三万字書けるか? っていうのとは別問題であるように。

 大体これまでに数え切れないほどの創作物があり、つまり創作物の数だけキャラ(というか主人公)がいるってのに、今更魅力を感じられるような新鮮なキャラを生み出せるか? っていう話な。

 リクドウのリクとかも結構好きだけど、リクの魅力が第一になっている訳ではないし、万人に受けるレベル高いキャラか? というと違う話だと思う。なんつーか、作品の面白さとしてのレベル=主人公の魅力か というと違う話だよねっていう。

 

 結論

 魅力的なキャラを作るのが理想ではあるけどあくまで理想論。

 凡人にゃ無理だから、それよりもオリジナリティのある設定を考えて、それを失敗しないように料理する方が現実的である。

 

 尖った作品がーだのなんだの言うが、そんなもんねぇから。あるにはあるけど、凡人には無理な創作法だから。

 それよりも突飛なアイディアを無難に仕上げる方が現実的よ。尖ってるだの魅力的なキャラ云々だのは一部の天才に任せればよろし。そんな感じ。