燃え燃えキュン

小説読み書きレビューしたりゲームの考察についてのブログ

十二年越しに伏線回収するってどうなのよ?

 伏線回収という言い方が正しいのかは分からないけれど。

 

 ふと気になって、『機巧館のかぞえ唄』を再読してみた。十二年ぶりくらいだろうか。

 この本が出たのは98年だけど自分が買ったのは05年だったようで、まぁ十二年ぶりだろうな、と。

 当時は内容が理解できなかったことを思い出し、今読めば分かるだろうか気になったので、もう一度読んでみた。

 なるほどね。今なら分かる。けどこれを小学生や中学生が理解できるか、というとやはり難しいだろう。

 で、この作品の最後に、ゲストキャラクター(赤ん坊)が大きくなって活躍することが仄めかされるんだけど、その話が出たのは2010年に出た雑誌での短編なんだよね。

 この本が出たのが1998年で、伏線が回収というか実現したのが2010年。

 なんじゃそら! 当時小学生でも社会人になっとるわ! どういうことやねん!

 しかしそれでもしっかり有言実行してくれただけでも、ありがたいことなのかな。

 奇しくも私が再読したのと、伏線が回収されたのに同じ十二年がかかっている。

 これは……何かがある……?(ない)

 

 これを機にはやみね作品を漁り返すのも悪くないかな、と感じた(しかし時間はない)